第2章:謁見
2012年11月13日 05:04
天道は、夢と現実の区別が付かないままだったが、
心には強い光が宿っていた。
きっと・・きっとやり遂げた後には何かが待っている・・。
しかし、仲間を集める事はたやすいことじゃないのだ。
しかも、・・信頼出来る仲間となると・・。

そこで天道は 「ある人」 に頼ってみようと思い、馬を走らせた。
その 「ある人」 とは・・・・

天道: しかし・・・本当はこういう所苦手なんですよね・・。
そう、「キングエルドラル」
エルドラル城城主である。

天道: あ・・あの、謁見を願いたいんですが・・
兵士: ああ、どうぞー!
天道: (結構簡単なんだな・・・(;´∀`))
中に通され、長い廊下が続く・・
大きな扉を開けてもらいそこには大広間があった。

執務官
のナカノ: ようこそっ!エルドラル城へ!

天道: (かっ・・軽い!?)・・・あの、王様にお願いがあってきたんですが・・。
ナカノ: おや?冒険者ギルドのご意見番の天道さんじゃございませんか?
天道: ええ、そうですけど・・?
ナカノ: 昔は、「泣く子も黙る!!」・・なぁんて言われてた方ですよね!
・・・・・お噂はここへも届いてますよ。
天道: いやあ~、それほどでもないですよ~(*´σー`)
ナカノ: 最近はどうしようもないという噂も聞いています(・∀・)ニヤニヤ。

天道: うっ・・はい(余計だよぉ・・( TДT))
ナカノ: 王様に何かお願いにいらっしゃったとか^^?
天道: ええ、実はこんな事が・・。
カクカクシカジカカクカクシカジカ・・・・・
ナカノ: ふむ、まあ、こちらへ・・。
天道はナカノに自分に起きた事のあらすじを告げ、奥の部屋へと通された・・・

エルドラル国、エルドラル城城主
エルドラル王「アル」
アル: そちが天道か、もっと前へ来い。

天道: ははー!お目通りかないまして嬉しゅうございます。

アル: ナカノから話は聞いた、・・じゃが、誰がそんなお伽話信じられるか!
しかも、エルドラドは神話じゃぞ?実際にあるとは思えぬ。

天道: 私もあの夢の様な出来事が起こらなければ、
信じようとは思わなかったんです。
凄くリアルで・・すごくすごく心がウキウキと・・。

アル: まぁったく、そんな事のため・・
? : あら、お父様、面白そうなお話じゃないですかぁ^ ^ ?
アル: フィッ、フィーラ ・・こっこれはだな、あるわけがない話なんだよ~。

そこで突然アル王の一人娘のフィーラ姫が現れた

「フィーラ」
第58代エルドラル王の一人娘。
容姿端麗、頭脳明晰、社交界でも一際目をひかせる生まれ持った品の持ち主。
幼少の頃から天才児!麒麟児!と言われ、
6歳で12か国語をマスター
考古学においても、「この人あり!」と世界中に言わせる実力者
なにぶん、一人娘なためアルには箱入り娘にされているが・・・
フィーラ: あるわけがない事・・それが今起きてるのかもですよ^ ^ ?
お父様も本当はお好きなくせに~^ ^
アル: しっしかしだな・・
フィーラ: お父様のあるわけがない武勇伝を聞かされるよりよっぽど信憑性があると
思いますわっ☆。

アル: あちゃー・・・バレてたか・・
フィーラ: あとぉ・・3日前お父様が夜中にコソコソと城外へ・・
お母様には黙っててあげます( -ノェ-)コッソリ・・・。

アル: うぐっ・・・はい!!フィーラの言う通り!!!
全部言う通り!!(・Θ・;ゞ)
天道: ( ゚д゚)ポカーン
フィーラ: 天道さん^ ^
天道: あっ・・はい!
フィーラ: そのお仕事、私にも手伝わせて下さい^ ^
天道: えっ!!Σ(・ω・ノ)ノ
アル: ちょっと!それはフィーラッ!!
フィーラ: チラッ((´・ω・)

アル: はい!フィーラの言う通り!!・・うぐっ全部言う通りっ!(´;ω;`)
天道: でっ、でもいいんですか??お姫様が・・w
フィーラ: はい^ ^ ・・・ねっ、お父様?
アル: おっ・・おう、・・それでは天道!ここに告げる!
天道: はい!
アル: 天道、・・・正直・・・そなたが羨ましい・・
本当だったら・・わしがその役目に当たりたかった所じゃが・・・・
立場上、悔しいができない・・・わかってくれるか?。
天道: あ・・・・・ありがたきお言葉・・(´;ω;`)…

アル: よしっ!、そなたに最高の権限を与え、
我が王国かけて、そなたを全面的にバックアップしよう!!
天道: なんとっ!!本当でございますか!!!有難き幸せ!!
フィーラ: さあ、冒険の始まりですわっ^ ^

アル: ふぃっ・・フィーラァ・・ (・Θ・;)…
突然のお姫様の登場で、幸運にも国から権限を与えられた天道・・。
・・・・・・・・しかし、長い長い旅路はまだ入り口である。