第7章:本当の強さ
2012年12月22日 22:36
天道達は古のアジトから城へ帰還途中である・・・
天道: ※まさかフィーラさんが遠い親戚とは・・(・Θ・;)アセアセ…
フィーラ: ※本当ですよねー・・^ ^;
・・・世界は狭い・・す・・・・・・・

天道: ※ん?・・・フィーラさん?
フィーラ: ※・・・が・・・ら・・・
天道: ※あれ・・・よく聞き取れないんですが・・
どうしちゃったのかな・・・壊れちゃった?

shihori: なっ・・・・なんか生まれたにゃ・・・
ガタガタガタガタ・・・・
shihoriは何かを感じ取っていた・・・・
天道: どっ・・どうした?震えてるじゃないか・・
フィーラ: ※天道さん!!バレス地方で大規模な黒煙が上がったと知らせが!
天道: ※え!!?

いったい・・何があったんだ・・・・

~ バレス地方 ~

わあああ!!!
逃げろおおおお!!
きゃあああああ
こっちだー!
キャー
キャー!!

氷の魔女: フフ・・・みんな凍ってしまいなさい・・・
? : ぅ・・うう・・・

氷の魔女: あら・・・そんな顔しないで・・・
あなたは私・・・私はあなた・・・
? : ちっ・・違うわっ!!
私は・・あなたとは違う!!
数時間前・・・・

ワー 火事だー!
キャー
山火事だー!!
ワー
みんな消せー!!
ワーー

村人: う・・・火の勢いが強い・・・
蛍さんを・・誰か蛍さんを呼んでこい!!

天河蛍: ご安心なさい・・私ならここに居ます・・
皆さん・・・離れて・・・
わああ
おおー!!
蛍さんだ!!
氷の魔女・・初めて見た・・
やっぱり来てくれた!!
蛍さんだ・・・

「天河蛍」
聖職者であり、エリン最大の魔法師。
吐く息で雪を降らすと言われるほどの
氷の魔法のスペシャリスト。
噴火している火山の溶岩の進行を緩めた事もあり
「氷の魔女」とも称され、
透き通った目、見えない心も影響し
恐れてる人も少なくはない。
普段は生涯修行の旅として各地を点々としてる

蛍 : ・・・大気よ・・聞いておりますか・・・
・・・・この私にあなたの凍てつく槍をお貸しください・・

アイススピアッ!!
ジュウウウウ・・・

火がっ・・火が消えたぞ!!!
わあああ!!
消えた!
さすが蛍さんだ!!
わああ!!
一瞬だよっ!
蛍: ふぅ・・・
!!?
・・・しまった!・・・人が!!!
タタタタタタタッ・・・・・・・・

蛍: あなたっ!!大丈夫??
子供: ぅぅ・・・・

蛍: あぁ・・・良かったぁ・・・^ ^
子供: おねぇちゃん・・・ありがとぅ・・・

なぁ~~~んてね・・
蛍: ぎゃあ”あ”あああああああああああ!!!

┣¨─━━━━━ン!!!

天河蛍は・・魔族に心の隙をつかれ、能力をコピーされた・・

氷の魔女: ああ・・・・・・本当にすごい魔力だわ・・
内からどんどん溢れてくる・・・・
やっぱり・・あなたを選んで正解・・・

蛍 : ぅ・・ぅぅ・・・私としたことが・・・
氷の魔女: あなたの心の隙・・・こんなに簡単にできちゃうのね・・
うふふ・・
ふふっ・・火をつけて~、子供の格好して、
ただ倒れてるだけであなたの能力奪えちゃうなんて・・
あははははははwww
氷の魔女もかたなしねwwwww
あーはっはっはっはっはwwww
蛍 : ぅ・・・うう・・・
氷の魔女: さあ・・・私は2人もいらないわね・・・
そろそろ消えてもらおうかしら^ ^
蛍 : ぅう・・・・

氷の魔女: アイススピアッ!!!

? : ほたるさまああああああ!!!
その時、一匹の豚が滑りこんできた・・
? : 変化っ!!!

カキーン!!!

バシュウ・・・!!
蛍 : だっ・・だめっ!!イェティ!!!

「イェティ」
人間大好き、慈しみの心を持った魔族
しかし、魔族が故に人々からいじめられた幼少期。
そこで覚えたのが「変身術」
人の姿に変化して自分を満たしていた。
しかし、それも長くは続かず、本当の姿知られると、
周りは避けていく・・
その繰り返しの悲しみに耐えられず、自分を呪っていた・・。
そんなある日、
修行中たまたま出逢った「天河蛍」。
「あなたがどう見られるかじゃなく、
あなたが皆をどう見たいかの方が崇高ですよ」
蛍のその言葉に感銘し心の闇から開放された彼は、
弟子入りを決意。
しかし、普段はまだ人前に出られず遠くでこっそり。
今では、自分の能力を超えた物にも変身でき、
蛍も成長に目を見はっている。

蛍 : イェティーーー!!!!
・・・・・・・・・・・・・。

氷の魔女・・・・・本気で怒らせましたね・・・
氷の魔女: そんな手負いで、あなたと同じ私にどうするの・・フフ?

蛍 : 魔法とは・・・そんな簡単な物じゃありません・・
あなたはそれが足りない・・・
氷の魔女: !?
蛍 : 魔法・・・それは自分とこの世の全てとの信頼関係・・・
あなたにはっ!!それが足りない!!

全てを奪えたとか思わないで欲しいっ!!
氷の魔女: なっ・・・・何を言ってるの?
魔法なんて、精神力だけでモノを言うのよ・・ww
死に際にほざいてるといいわ・‥あははww
蛍 : では・・違いをお見せしましょう・・・

・・この世に存在する全ての生きる者達・・
・・皆さん聞こえてますか・・・お願いです・・
私に・・
私に!!
仲間を守る力を!!!!

ヘイルストォォーム!!!

氷の魔女: ぎゃあああああ
ああああああああああああああ
蛍 : ・・・・はぁはぁ・・・
終わったわ‥‥‥
!・・イェティ!!!

イェティ: やっぱ・・ほたる様すげえや・・ww
蛍 : イェティ・・・ごめんね・・ごめんね
痛かったね・・・;
イェティ: 僕は・・・嬉しいです
あんなに叫んでくれて・・(*´σー`)エヘヘ
蛍 : もお!・・ほらっ!立てるんでしょ!
立ちなさいっ!w
イェティ: はっ・・・はい!!!
蛍 : しかしです・・・
明らかに強い魔物が増えてる・・
これは早急に天道幻十郎という方に会いに行かないと・・
イェティ: はい!!、もう荷造りは済んでおりますっ!
天道の噂はここにも届いていた・・
そして・・蛍達はこの後、天道達と合流することとなる。
※は知矢飛会話